2005年08月08日
電池の豆知識「電池の残量」
旅行先に電池を持って行く時、
会議をボイスレコーダーで録音する時、
機器の具合が悪い場合、その原因が電池にあるのか他にあるのか判定したい時…
などなど、電池の残量を知りたい時があります。
見た目ではわからない電池の残量。
それを測ることはできるでしょうか？
電気関係で“測る”と言えばテスターですが、
テスターだけでは電池の残量を“正確には”測れません。
例えば､
テスターで電池の電圧を測ると3V出ているのに
3Vのモーターに接続してもモーターが回らない、といった現象が起こりえます。
…
何故なのでしょうか？
電池が古くなると、
起電力が減るばかりではなく、抵抗成分（内部抵抗）が大きくなります。
この式から
電流が大きいと電圧降下（Ir）も大きくなることが解かります。
（電流が小さいと電圧降下も小さい）
電球、モーターなどで流れる電流は数百mAが多いですが、
(1mA=0.001A)
テスターの電圧レンジでは通常、数百uAしか流れていません。
（1uA=0.000001A)
このように、実際に使用するときの電流に比べ
テスターでは電流 I が著しく微小になっているので、
電圧降下もあまり無い状態となります。
ゆえに
テスターだけでは電池の残量を“正確には”測れません。
電池の残量を測るには
「電池チェッカー（バッテリーチェッカー）」が便利です。
これは機器内部に抵抗（負荷抵抗）があり、その端子間を測ることによって
電池の消耗具合（残量）を表す物です。
電池の種類によって放電電流が違うので
それぞれの電池に対して負荷抵抗の値を変えることが理想です。
例えば、
下で紹介している電池チェッカー「AD-5841」の場合、
単一では4.7Ω
単三では8.2Ω
と、なっています。
↑2009.07.06訂正 メーカー中止品のため現在シリコンハウスではAD-5841は 取り扱っておりません。
* 006P：9V角形電池のこと
（担当：小川）
会議をボイスレコーダーで録音する時、
機器の具合が悪い場合、その原因が電池にあるのか他にあるのか判定したい時…
などなど、電池の残量を知りたい時があります。
見た目ではわからない電池の残量。
それを測ることはできるでしょうか？
電気関係で“測る”と言えばテスターですが、
テスターだけでは電池の残量を“正確には”測れません。
例えば､
テスターで電池の電圧を測ると3V出ているのに
3Vのモーターに接続してもモーターが回らない、といった現象が起こりえます。
…
何故なのでしょうか？
電池が古くなると、
起電力が減るばかりではなく、抵抗成分（内部抵抗）が大きくなります。
|
V=E-Ir V : 電池の電圧 E : 内部電圧 r : 内部抵抗 I : 電池に流れる電流 |
この式から
電流が大きいと電圧降下（Ir）も大きくなることが解かります。
（電流が小さいと電圧降下も小さい）
電球、モーターなどで流れる電流は数百mAが多いですが、
(1mA=0.001A)
テスターの電圧レンジでは通常、数百uAしか流れていません。
（1uA=0.000001A)
このように、実際に使用するときの電流に比べ
テスターでは電流 I が著しく微小になっているので、
電圧降下もあまり無い状態となります。
ゆえに
テスターだけでは電池の残量を“正確には”測れません。
電池の残量を測るには
「電池チェッカー（バッテリーチェッカー）」が便利です。
これは機器内部に抵抗（負荷抵抗）があり、その端子間を測ることによって
電池の消耗具合（残量）を表す物です。
電池の種類によって放電電流が違うので
それぞれの電池に対して負荷抵抗の値を変えることが理想です。
例えば、
下で紹介している電池チェッカー「AD-5841」の場合、
単一では4.7Ω
単三では8.2Ω
と、なっています。
 |
バッテリーチェッカー dot5 DT-006 ￥715_ 単一〜五,006P* 「赤,黄,緑」のLEDでお知らせ。 （一次電池のみ） |
 |
デジタルバッテリーチェッカー dot5 DT-010 ￥1345_ 単一〜五,006P,直径13mmまでのボタン電池 液晶バーグラフ表示。 （一次電池のみ） |
 |
電池チェッカー AND AD-5841 充電ニッカド電池も測定可能。 見やすいメーター表示。 |
↑2009.07.06訂正 メーカー中止品のため現在シリコンハウスではAD-5841は 取り扱っておりません。
* 006P：9V角形電池のこと
ちなみに、電池の残量を測れる機能が付いたテスターも存在します。
（担当：小川）
siliconhouse at 23:28│TrackBack(0)│１階売り場情報
