2006年06月17日
基本計測器と呼ばれるもの
電子回路を製作していて最初に必要となるの測定器がテスターなのは今も昔も変わらないと思います。開発ツールとしてはPICライタが候補に入ってきたりしますがその次に揃えたいものは、やはり変わらずオシロスコープではないでしょうか。
本書は前半をアナログ/デジタルそれぞれの動作原理と利点/欠点を解説し、後半では具体的な事例からの使用方法やノウハウを紹介しています。
複数の執筆者による書籍なので、書き手によって文章の読みやすさに差が有るのが少々残念なところですが、全体的に丁寧に書かれています。
特に従来のオシロスコープの入門書ではあまり触れられていなかったプロービングに関する部分にもきちんとページとり、写真を使用した解説をしているところは役に立ちます。
当店2階では数あるアナログオシロスコープの中から2種類セレクトし、常時在庫をしております。
オシロスコープがほしいなという方はぜひ本書を一読の上、製品をご覧ください。
きっと、何の知識も無いときよりも良い選び方が出来ると思います。
すでにオシロスコープを持っていて、いまひとつ活用できていないという方にも、新しい用途が発見できるかもしれません。
著者：小澤智・佐藤健治・長濱龍
発行：株式会社電波新聞社
題名：オシロスコープ入門講座
価格：2100円（税込み）
文：近藤
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