2006年07月13日

アセンブラは難しくない

318fbe54.jpg 本書はPICマイコンのアセンブリ言語の理解を目的とした、ソフトウェア寄りの内容です。
ソフトウェア寄りと言ってもソフトウェアのTips集のように延々とソースコードを掲載するのではなくて、アセンブリ言語を解りやすく基本的なところから理解しよう、という目的で書かれているので難しい言葉は丁寧に用語集として解説されており「PICの中の妖精さんが〜」といった、なんともくだけた分かりやすい表現で話が進んでゆきます。
 章が進んでもプログラムソースの紹介ではなくて、解説に必要な部分だけを説明する、というスタンスで統一されているので完璧なソースリストはほとんど出てきませんが、逆にそれが必要な部分だけ読み進め、自分の中で全体像を把握したいという方には分かりやすい構成になっています。
 ソフトウェアの多くはハードウェアほど機能別に明確な区切りをつけることが出来ないため、効率が悪く、だらだらと望む機能と直接関係のない「おまじない」という名前でお茶を濁される部分まで書かれる事が多い中、本書は非常によく考えられた構成により、本質の部分だけを切り取って解説しているため、ハードウェアから入って「**回路はこれ」「xx回路はこれ」と単機能回路を必要に応じて身につけていった方にはとてもオススメできる書籍となっています。

著者:光永法明+後田敏
発行:CQ出版株式会社
題名:はじめてのPICアセンブラ入門
価格:2520円(税込み)


文:近藤

トラックバックURL