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2006年10月17日

岩通デジタルオシロ続報

57fe34b4.jpg 先日、速報でお伝えしました岩通のデジタルオシロスコープですが大変好評を頂きまして、店頭に並べて2週間ほどですが、すでに2台売れています。
 購入された方に伺ったところ、非常に小さい外寸と2kg程度という軽さが大きな利点とのことです。
店頭で常時展示しておりますので、興味がある方はぜひ店頭で声をかけて、触ってみて頂きたいと思っております。

 さて、今回は大好評のこのデジタルオシロの具体的な使用感をご紹介します。
デジタルでの基本性能を決めるサンプリング速度は2ch動作時の200MSa/sec(1ch動作時は400MSa/Sec)は25MHzのアナログ帯域を考えるとかなり贅沢な速度で動作します。
 その速度のアクイジョンに対してはデジタルオシロにありがちなワンテンポ遅れたものではなく、小気味の良いものになっています。
また、各操作子の操作感もアナログオシロスコープを作り続けて確実な実績とノウハウがある岩通ならではの「カリカリ」と適度に抵抗のある良好なフィーリングであったり、メニューを呼び出すボタンと、そのメニューを消すボタンが違うととっさの操作が出来ずに非常にイライラしますが、この製品はOn/Offが同じボタンで操作できるなど、細かな点で使い勝手の良さが追求されています。
 また、他社のオシロが見劣りしてしまうほど明るくコントラストの高いTFT液晶パネルは本当に見やすく、この点も表示波形品質にこだわる岩通ならではと言えます。

衝撃波 アナログオシロスコープとデジタルオシロスコープを比較するとそれぞれ一長一短がありますが、ストレージ管を使ったアナログオシロでは単発波形の記録までは何とかできても、記録した波形を拡大して観察することはどうやっても出来ず、この点はデジタルオシロスコープで無ければ出来ない、大きなアドバンテージです。
 一例を紹介しますと、圧電ブザーをプロービングしてブザーをペンでガッと叩くとこんな波形が出てきます。
この波形は単発現象なので普通のアナログオシロでは一瞬輝線が掃引するだけで、観測手段は目の奥に焼きついた波形をなんとか思い出すしか方法はありません(これを網膜ストレージと言う人もいます)。
衝撃波ズーム しかしながら、デジタルオシロではSingleモードでトリガをかけてやれば波形を捕捉したら確実に画面に残してくれますし、それだけにとどまらず捕捉波形を(アクイジョンメモリが許す範囲で)拡大して、細部まで観察することが出来ます。
 先ほどの衝撃波形のトリガ部分(立ち上がり部分)を100倍に拡大するとこんな感じになります。
 デジタルオシロとしては昔から実現していた機能ですが、この製品は最近の機種らしくアクイジョンメモリに捕捉したデジタルデータをCSV形式で書き出すことが出来るので、Excel等へ渡すデータとしても有効に活用できます(先ほどの衝撃波形のCSVデータはこちら)。

FFT三角  そのほかの機能として、やはりこれも最近の機種らしく(昔はLecroyのオシロ位しか搭載していなかった)FFT解析も標準で装備していますので、メカニカルな分野のスペクトル解析やオーディオの歪のチェックに大変便利です。

 今回の記事で使用した画像データやCSVデータはすべてオシロ前面にあるUSBポートにUSBメモリを差し込んでセーブしたものをそのまま使用しております。

 岩通の意欲的な価格のこのデジタルオシロはシリコンハウス2階で102900円(税込み)で販売しております。


実験と写真と文:近藤

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