2010年06月15日

懐かしのあの名作ゲームをキットで!!

物心ついたころにはファミコンがあった世代ですが、レトロなテレビゲームのグラフィックや映像の荒さは、独特のローファイ感、懐かしい昔の近未来感がありまして、ロマンチックこの上ありません。
また画面上を拙く動くドットが、ハードの電気回路やプログラムが走っているんだなぁ。。。と実感させてくれます。くれますよね?

今回ご紹介するのは、電子工作でTVゲームを作ろうというものです。
その名も「CLASSIC TV GAME」。

パッケージnew

Velleman CLASSIC TV GAME / MK121-NTSC
¥2480-
電源:DC4.5V(単3電池×3本)
出力:ビデオ出力×1(NTSC)
   音声出力×1

・オートオフ機能つき
・1プレーヤーモード(レベル4段階)、2プレーヤーモード選択可能

※電池とAVケーブルは付属しておりません。別途ご用意ください。
 マニュアルは英文のみとなります。




キットはメインチップのPIC16C505と数種類の外付けパーツで構成されており、それらをプリント基板に実装して、ハードとコントローラーをワンボード上に展開するつくりになっております。

どんなテレビゲームができるんでしょう?
ということで、作ってみましょう。

ただ組み立てるだけというのも何なので、今回はちょっとだけ手を加えてみました。
・往年のテレビゲームらしく本体とコントローラーを分離して適当なケースに収める。なおかつコントローラーは取り外し可能に。
・電池駆動のキットのため、電池ケースが付属しているが、こちらは使用せずACアダプターから電源を引っ張ってくる。

以上2点。
では、まず、必要な部品を基板に実装していきます。

基板new

基板を収めるケースにはテイシンのTB-23B(¥715-)を使用。
ステレオジャック、RCAジャック、ACジャック、LED、リセットボタンを取り付ける穴を開けておきます。アルミの底板にも基板をネジ&スペーサーで固定するための穴を開けます。

本体穴new 本体穴2new

コントローラーのケースにはテイシンのTB-55B(¥135-)、ボタンには押し心地とサイズを考慮してミヤマのDS-663(¥84-)使用、ケーブルには適当な2芯のシールド線を使いました。

コントロラ1newコントロラ2new

コントローラーと本体はステレオジャックとプラグで接続して、取り外し可能にします。

コントロラ完成new

続いて電源部分。
DC5V/1A/センター+のACアダプターWG-05100(¥1430)でAC100VからDC5Vに変換。
安定化回路の三端子レギュレーターにはTA48033Sを使用。但しキットの電源が単三電池3本の約4.5Vなのに対して、レギュレーターの出力が3.3Vなので真ん中のCOM端子からグランドに向かって順方向に一般整流ダイオード1N4001を2つ直列で取り付けて出力を約1.2V底上げしてます。

電源基板new

電源部分も本体ケースに収めます。
インジケーターのLEDにはキットについてる赤色ではなく、ブラケットに取り付けた着色青色LEDに変更しました。LEDに繋がる抵抗は変更しなくても特に問題ありません。

本体組み込みnew完成後new

これで完成です。

完成前new

モノトーンのボディーが渋いですね。
早速テレビにつないで遊んでみましょう。



テレビゲームの元祖ともいえる「PONG GAME」。そういえばパッケージにテニスっぽいイラストが描かれていました。
コントロールは簡単、2つのボタンでパドルの移動、両ボタン押しでスマッシュです。
動画はコンピューターと対戦してる様子です。レベルが上がるとコンピューターもスマッシュを打ってくるみたいです。

単純なゲームですが、これが意外とはまります。

今では携帯電話でも、こういったゲームが標準で付いていたりするものですが、そこをあえて電子部品で組み立て、大画面液晶テレビで、というのも粋な遊び方ではないでしょうか?
なんにせよPICマイコンひとつでテレビゲームができるということに感動を覚えました。(そういえば、1KBに満たないソースのHTMLでテトリスなんてのもありました。。。)

作って遊んで二度楽しいこちらのキット、シリコン1Fにて販売しております!

あるベテラン店員がこの動画を見て「パドル操作はぜひともロータリーエンコーダでダイヤル方式にして欲しかった」と嘆いておりましたが、あまりゲームに詳しくない私が「何を言ってるのかよく分からない」という顔をするとさらに嘆いておりました。



※こちらのキットの製作に関するサポートは行っておりません。またキットの改造をされる場合は自己責任でお願いいたします。


記事:鈴木  製作:3F平田

[2010年10月4日現在取扱終了しております]

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