2013年05月05日

初心者でも簡単!時計ハッキング講座

『つい何時までも見入ってしまう』『見てると不安になる』などなど、人によって感想の異なる赤フグの『狂わない時計』キット。

作り方はこの時計を使って解説されてます

見た目にも面白いキットなので順調に売れております。
で、この『狂わない時計』、せっかくだから付属の時計以外にも使いたくなるのが人情というモノ。
普通に売ってる壁掛け時計でも使えれば、イタズラとしては面白さも増すというモノです。

と言う訳で、やってみた。

加工対象はシリコンハウスで販売しているアナログ時計モジュール、誠時の『スタンダードクォーツ』でございます。

スタンダードタイプで実験しました

中が見えるようにクリアタイプをチョイスしました。

今回の生贄はこれ

まずは赤フグの『狂わない時計』キットを普通に組み立てます。

普通に作る

次に誠時の時計モジュールをバラして心臓部の基板を取り出します。

慎重にバラそう歯車の位置を忘れないようにね

取り出した心臓がこれ↓

取り出したるは心臓部

これに『狂わない時計』と取り付けるのですが。
付属している時計の場合、メーカーサイトにてどこに取り付ければいいかを写真入りで解説してくれています。
しかし付属以外の時計を使う場合はどこに繋げばいいのか。
それが問題なのですよ。

そこでヒントになるのが時計モジュールの構造。
一般的なクォーツ時計のモジュールは水晶を使って1秒のリズムを取り、1秒ごとのタイミングでコイルに電気を流します。
このコイルはステッピングモーターと呼ばれるモノで、信号を受けた時に一定の角度で回るようになっています。
つまり時計モジュールの場合、ICから1秒ごとに出てくる信号を受けてステッピングモーターが秒針を1秒分回すようになっているのです。

簡単な解説

ちなみに水晶でリズムを取るからクォーツ(水晶)時計と言うんですね。
ゼンマイ時計の場合はゼンマイでリズムを取ってますし、電波時計は原子時計で測った時間を電波で受けて時刻を修正しております。(普段はクォーツでリズムを取っている)
この辺は『まんがサイエンス3巻』で解説されてますんでソレを読むのが一番わかりやすいと思います。

で、この『狂わない時計』。
このキットは何をしているかというと、ステッピングモーターを回す信号をランダムに出しているんです。
と言う訳でこのキットはステッピングモーターに直接繋ぐというのが正解。
つまりはココ↓

ココに付けるのが正解ハンダの際コイルの電線が外れないよう注意

時計のモーターは通常一方向にしか回転しないので極性は気にしなくてOKです。

時計モジュールに取り付けたら慎重に歯車を元に戻し、横ちょの穴から線を出せば完成。

誠時の時計には横に溝がある元に戻して完成

モジュールに穴がない場合はそこも加工してくださいませ。

ではちゃんと動くか見ていただきましょう。



『誠時』のくせに誠実でない動きをするようになりました。

サイバーパンク的な解釈をすると、あたかも元々ある脳の機能を停止させ、新たに電極を差込み動きを乗っ取るかのごときこの『狂わない時計』。
そんなマッドサイエンティスト気分が味わえるステキキット。
初心者だけどちょっとカッコイイ工作したいなぁと言う人にオススメでございます。

デモしてます

※スイープタイプ等特殊なモジュールの場合は使えないかもしれません。
 もし試した方がいらっしゃいましたらご一報くださいませ。

<工作:柿原、記事:伊東>

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