Arduinoで物足りなくなっちゃった方へ。繊細で力持ちです

2013年09月25日

真空管でYAHA体験

今年に入ってからヘッドホンアンプが熱いのか、色んなキットメーカーがヘッドホンアンプキットを出してきています。
今年5月にエレキットさんが『TU-HP01』を発売したのを皮切りに(これは完成品ですが)、7月末に赤フグさんが、8月にはビット・トレード・ワンさんが、9月に入ってからは八ヶ岳クラブさんが相次いでヘッドホンアンプを発売されました。
OPアンプ1個の簡単な回路の物から真空管とのハイブリッド式まで各社様々個性豊かなヘッドホンアンプが店頭を賑わせております。

と言う訳で本日は。
真空管を低電圧で駆動させる変わり種ハイブリッドヘッドホンアンプの紹介でございます。

毎度の事ながら『YAHA』の読み方側ならない中身一式

八ヶ岳クラブの『真空管&オペアンプヘッドフォンアンプキット 球ちゃんIX 9AQ8 YAHA AMP』でございます。
真空管とOPアンプの両方を使って音を増幅するヘッドホンアンプでして、部品点数が少なく、真空管を低い電圧で動かすので危険も少なく、初心者でも作りやすいヘッドホンアンプでございます。

実際部品点数はこれだけ。

部品一覧

実際製作もそれ程難しくありません。
ただし、初めから付いている部品だけではすぐに使えません。
素組ではこんな状態。

端子も何も付いてねぇぇぇ!!素組では寂しい感じ

端子類はヘッダーピンしか付いていません。
ココにコネクタなりなんなりを付けないと使えませんので、接続端子類はお客様好みのモノをご用意ください。
素組では裏も表も平らではありませんので、足を付けるなりケースに入れるなりの加工も必要になります。

素組の基板裏

何せそのままでは自立もままなりませんから。

まっすぐ立たない

と言う訳で、弊社開発部門が一つの提案として端子などを付けて完成形を製作致しました。

COOLに仕上がりました

ケースに入れずにアクリル板に浮かせて設置。
そのアクリル板にスペーサーの足を付けて自立させました。
こうするとキット全体を眺めることが出来、真空管の暖かい光と透明アクリルや基板のクールさが融合して良い味になります。

今回は入力端子をRCA端子にしましたが、3.5φミニジャックにしても問題ありません。

コッチで用意した端子類とボリウムシンプルで見た目もキレイ

むしろヘッドホンアンプとしてはその方が使いやすいかと思います。

気になるお値段は5800円。
端子類などを合わせると7000円くらいにはなるかと思いますが、真空管を使ったヘッドホンアンプとしては高すぎることもない値段だと思います。

ヘッドホンアンプコーナーに吊られてます


てなところで。
気になる音質の話。
この辺は主観の話になるので参考程度に読んで頂ければ幸いでございます。

この『球ちゃんIX』では松下(現Panasonic)製の『9AQ8』という真空管が使われています。
今から50年程前に作られた真空管で、日本製とのことです。
音は真空管らしい甘い感じで、暖かみがあります。
歪み率を調べてみたところ歪み自体は店頭にあるどのヘッドホンアンプよりも大きかったのですが、出力増に伴う歪みの増大は大人しい感じでした。
また、出力がかなり大く出せる(小さなスピーカーくらいなら充分ならせる)ので、iPhoneやiPodでは音が小さくなってしまうヘッドホンなどに繋ぐのも良いかも知れません。
ただし、かなりノイズが乗りやすく、配線やケースなどシールドをシッカリしないと環境によっては聞いてられなくなります。
その辺はOPアンプを低ノイズのモノに差し替えるだけでもある程度軽減出来ますので、色々と工夫してみてください。

これを差し替えていろいろ試してみよう

と言う訳で、色々問題もありますが、逆に言えば作りがいがあるキットでもあります。
普通のヘッドホンアンプに飽きた中級者以上の方からとりあえず作って見たい初心者の方までチャレンジしがいのあるヘッドホンアンプキットでございます。

・八ヶ岳クラブ 真空管&オペアンプヘッドフォンアンプキット 球ちゃんIX 9AQ8 YAHA AMP ¥5800-

なお、今回紹介しましたキットのベースになる『YAHA AMP』についてはエレキジャックNo.18で特集が組まれております。

結構ページ数裂かれてます2010年の記事です

こちらも合わせて読めば、このアンプキットについてより理解が深まるのでお勧めでございます。
エレキジャックNo.18は1470円でございます。

<記事:伊東>

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