2014年05月20日

しっかりと にぎるこの手が 愛しくて 残しておきたい 手がた記念日

短歌で『○○記念日』と言えば俵万智さんの『サラダ記念日』が有名なのですが、こういった日常のちょっとした出来事を『記念日』として詠うことが出来る感受性というのは本当にすばらしいものだと思うわけでございます。
なんでもないようなことが幸せだったと歌い上げることと言うのはなかなか出来ることではありませんが、それでも写真以外のもので記念になるものを残したいと思うことはあるのではないでしょうか。

と言うわけで本日は。
平面の写真ではなく、立体で思い出を残せるこんなキットの紹介でございます。

これはこれで3Dコピーキットだ。

学研、科学と学習PRESENTS『手がた記念日』でございます。
『立体で残す』と言うところで3Dプリンターかと思いました?
残念、今のこの状況で3Dプリンターに手を出す度胸はございませんことよ。

で、この『手がた記念日』。どんなものかと申しますと。
なんと小さな石膏像を作るキットなのでございます。

手順も簡単。子どもでもできる。

このキットの対象は3歳から小学生となっているのですが、別に子供の手に限らず型取りカップに入れば大人の手でも人体以外の物でもかたどりして石膏像にすることが出来ます。
対象年齢の下限が『3歳』となっているのは型をとっている間はじっとしている必要があるからのようです。
また、かたどり出来る大きさについてはパッケージ背面に目安になる手の大きさが印刷されておりますので、手を合わせてお確かめください。

サイズはやっぱり子供用

と言うわけで、試しに作ってみました。
まず手の型を取るのですが、今回作ってみたのはこの形。

どうしてこうなった?

説明書の注意書きに指先を手首側に立てると空気が入ってうまく石膏が流れ込まないと書かれていたので、指をつないでリング状にしてみました。

手の形にも注意が必要

型を取る素材はアルギン酸ナトリウムと硝酸カルシウム(石膏)などを混ぜたもので、水に反応して数分でゴム状になるとの事。
イメージとしては歯医者で歯型を取られるときに噛まされるピンク色のアレみたいな感じなんだそうです。
まぁあれだけ弾力のある状態になるんだったら、多少無茶な形で手を入れても型を崩さず手を抜き取ることが出来るだろうと思いこういう手の形を選んだ次第でございます。

では早速型取り材と水を混ぜてみましょう。

型取り財の材料

説明書では付属の軽量カップで型取りカップに水を入れ、後から型取り材を入れるように書いてあるのですが、普通料理やお菓子作りの時って、先に粉を入れてから水を入れますよね。
この辺り、どっちを先に入れるかで違いが出るんでしょうか?新たな疑問が出てきましたが今回は割愛。
型取り材は水を混ぜるとすぐに固まりだすので、手早く溶かしてさっさと手を突っ込みましょう。

手早くチャッチャと混ぜるのこと

説明書には『少しくらいならつぶつぶが残っていてもいいよ。』と書いてありますが、ダマになったところが型取りする手との境界線に来るとうまく型が取れなくなるので、やはりしっかり混ぜて溶かすに越したことはありません。
また、型取り材に気泡が入るのも仕上がりに大きく影響するので注意が必要です。
しっかり混ぜ混ぜしたらいよいよ型取り。

確り混ざったらすばやく突っ込む

手を突っ込んで中で形を作りましょう。
この時手が容器に付かないようご注意ください。
で、このままガマンの5分間。
手を動かさないようじっとしていないといけないのですが、これがなかなか大変です。
だんだんと型取り材が固まってくるので徐々に楽になるのですが、寄る辺の無い最初の2〜3分はいつ型取り材が固まるのか、どの程度の動きで型がうまく取れなくなるのかなど色々不安に思ってしまってイヤンな感じでした。

表面を触って指が入らなくなったら頃合。
まずは手首を動かして型取り材が剥がれるか試してみましょう。
うまく手首が離れたらちょっとづつ中の手を動かして型取り材をはがしていき、手を抜きます。

引っこ抜いた直後の手

リング状にした指もあっさりと抜けました。
思った以上に弾力があり、私の感覚ではこんにゃくゼリーくらいの硬さに感じました。
引き抜いた後はこんな感じ。

綺麗に型が取れてる

見事に手のしわまで型取りされています。

手のシワまでクッキリと

拡大したときに見える細かい穴は型取り材の中に入っていた気泡でして、仕上がり時にここに石膏が入ってしまってちょっと残念な感じでした。
なお、今回はそこまで気が回りませんでしたが、型取り材のふちと言うか角っこというか、上面の手首と接していたところを滑らかにしておくと型取り材をはずしやすく、きれいに出来上がります。
また、引っこ抜いた手は水で洗えば簡単にきれいになりますのでご心配なく。

では今度は石膏を作ります。

続いて石膏を作る

これも説明書では水を入れてから粉を入れる手はずになってますが、粉を入れるときは静かに少しづつ入れないと石膏の粉が舞ってしまうのでご注意ください。

こっちはじっくり確り混ぜて溶かす

石膏はすぐには固まらないのでじっくり混ぜてしっかり溶かしてください。
混ぜる棒をどう動かしてもダマが付かなくなったら手型に石膏を流していきます。
説明書の注意書きにあるよう指先に空気が入らないよう、少し入れては傾けて空気を抜き、振動を与えては空気を抜き、とにかく空気が入らないようしっかりと石膏を流し込んでください。

空気を抜きながら流し込む

ある程度指先に石膏が行き渡ったと思ったら残りを入れて、そのまま一晩寝かせてください。

表面は滑らかになるようならしておこう

しっかりと1日寝かせたらこんな状態になります。

一晩寝かせて熟成させましたなかなかの固まり具合

石膏の表面を触ってしっかり固まっていることが確認できたらいよいよ取出しです。
新聞紙を引いた台の上に中身を取り出します。

プリンみたいにぷるんぷるんです

容器を逆さにして容器の底を押してやれば簡単に取り出すことが出来ます。プッチンプリンみたいなモンです。
今回の場合表面がまだ濡れてましたが問題ありませんでした。
石膏も硬くはなっていましたがまだ湿った感じもあり不安でしたが、こちらも問題ありませんでした。
あとはピンクの型取り材を付属のヘラで取り除いていくだけ。

新調にちょっとづず削っていきます

型取り材は大して力を入れなくてもヘラで切れていきますので、ゆっくりとヘラを入れていけばコツンと硬い物に当たるところがあります。
その硬いものが石膏です。
その硬いところを傷つけないように型取り材をはがしていってください。

気分は発掘作業

取り出すとこんな感じ。

見事な出来上がり1/1スケールのリアル石膏像です

細かいところは爪楊枝でほじっていくと楽です。
出来上がった石膏像は型取り通り手のしわまできれいに再現されています。

手のしわや爪の形までクッキリと

ただし手の内側やかたどり材がダマになっていたトコなどは綺麗にできていませんでした。

かたどりで失敗するとこうなる

また、型取り材表面のスが入ったところにも石膏のダマが付いており残念な感じでした。
とは言え気持ち悪いくらいリアルに出来上がっておりまして、色を付けたら本物と見分けが付かないんじゃないかと思いました。

気になるお値段は2700円。
型取りの際5分間じっとしていることさえ出来ればどんなお子さんでもその小さな手を石膏像にして残しておくことが出来ます。
日々成長していくお子さんの今を立体で残しておくことが出来る『手がた記念日』。色紙に手形を押すのと一緒に残しておけばいい思い出になるのではないでしょうか。
また、これから結婚されるカップルさんには、この『手がた記念日』を2個購入して、つないだ二人の手形を残しておけば永遠を誓い合った記念にもなるのではないでしょうか。
簡単にリアルな石膏像を作れる『手がた記念日』。
日々を大切に生きる人たちにオススメでございます。

立体で思い出を残そう

・学研 科学と学習PRESWNTS 手がた記念日 ¥2700- (8%税込)

<記事:伊東>

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