2014年06月30日

ほたるん応用するのん

本日で6月も終了。1年の半分が終わってしまいました。
しかし6月が終わればいよいよ季節は夏。
赤丸急上昇する気温に引きずられてテンションも一気に跳ね上がる朱夏到来でございます。
夏といえば夏休み。
海に山にお出掛けが楽しみな夏休みでございます。
テンション高めに遊び倒すだけでなく、花火や星空、ホタル観賞などをして優雅に楽しむのも夏の風流ではないでしょうか。

と言う訳で本日は。
電子工作では割と定番のキット、ホタルのようにLEDを光らせるキットの紹介でございます。

人気のホタルキット

キャリブレーション製『里のホタル』でございます。
部品と呼べるものはPICマイコンとLEDだけのシンプルなキットでございます。

セット内容

まぁつなぎ方もホントに簡単で、パッケージに『クラス 初級』と書かれているのも納得のキットなのですが、実際に作ってみたシリコンハウスのベテラン店員の話によりますと、『これは初心者には難しいんじゃないか?』と言うくらい厄介なキットなのです。
その原因はこの基板にございます。

この簡素な基板が曲者

基板にはのっぺりとパターンが書かれているだけ。
部品を取り付ける穴も無ければどこに何を乗せるのかとかの指示も書かれていません。
確かに、これは初心者にはやさしくないように見えます。
しかし説明書にはちゃんと図入りで解りやすく配線が書かれていますので接続はそれほど問題ではありません。
問題はDIP部品や配線材を面実装させる事、なんですよねぇ。
そこさえ慣れてしまえば何の問題も無いキットなのですよ。

で、これじゃ何なんで、もっと簡単にブレッドボードを使って工作してみました。

簡単配線。

こうして見ると配線もシンプルでとても作りやすいキットだと言う事がわかるかと思います。
付属の基板にかかれているパターンもブレッドボードの配線と同じですしね。

ココに乾電池2本、3Vを入力するとLEDが点灯します。

キレイに光りました。乾電池で光るのもキットとしてはうれしい所

PICマイコンにプログラムされたホタルそっくりの明滅を薄緑色のLEDが繰り返しまして、あたかもホタルが求愛行動を取るかのごとく、風情たっぷりに光ります。

ではココで、実際の明滅具合を見ていただきましょう。



いいねです。風流ですね。
今回は2匹タイプのキットで試してみましたが、ラインナップには6匹と10匹もございます。
まぁどれもこの2匹タイプを繋げていくだけなんですけどね。

気になるお値段は2匹タイプ『No.529』が565円。6匹タイプ『No.530』が1584円。10匹タイプ『No.531』が3024円でございます。

夏にピッタリのキットです。


で、実はココからが本題なんですよ。
以前から店頭では『このキット、LEDの色を変える事はできるの?』と言う質問をちらほらいただいておりました。
と言う訳で、やってみた。

今回ブレッドボードを使って組み立ててみたのも、この実験をやりたいが為だったんですよ。
ブレッドボードで組んでおけばLEDの差し替えも簡単ですからね。

ではまず、キット付属のLEDと同じ電圧、2VタイプのLED代表としてφ5mm砲弾型赤色LEDを入れてみました。

2Vの赤色LED混ぜてみた

見事に点灯しました。
付属のLEDと同じリズムで明滅しております。
これで電圧が同じであればLEDの大きさは関係ないことがわかりました。

では続いて。
もっとも質問の多い、白や青など3VタイプのLEDが使えるのか試してみました。

両方3VのLEDにしてみた

見事に点灯。
使用したのは3.2Vの緑色LEDと3.3Vの青色LED。
どっちもちゃんと明滅しました。
ではここで、付属のLEDと3.3Vの青色LEDを混ぜたものを動画で見ていただきましょう。



どっちもちゃんと明滅してますね。
これで定格3VのLEDでも使えることが解りました。一気に応用の幅が広がりましたね。

さてここで。最後の実験。
もっと明るくする事はできるのか。

と言う訳で、やってみた。

付属のPICマイコンの定格電圧はおそらく5.5Vまでだろうと言う事で、USB出力のモバイルバッテリーから5Vを取り出して入力してみました。
なぜACアダプタを使わなかったかと言いますと、まぁ、撮影環境の問題でございます・・・
光らせてみたのは3VのLED緑色と青色。

5V入力してみたw

撮影条件の問題ですが、びっくりするくらい明るく写真が撮れてしまいましたw
実際目に見えて明るく点灯いたしまして、これなら色々遊べるんじゃないかと思いました。
付属のLEDでもこの明るさ。

不安になるくらい明るいw

もうぜんぜんホタルっぽくありません。
ではココでその明るさを動画で見ていただきましょう。



手で影を作る必要さえありません。
これだけ明るく光ってますが、オシロで見たところLEDに流れている電圧は2Vほどで一定。
LEDの明るさはPWMで制御されています。
と言う訳で不安なくらい明るくなりましたが特に問題はなさそうです。
なお、乾電池2本(3V)で駆動させても電圧は変わりませんでしたが、電流値を測ったところ3V時最大5mA、5V時最大10mA強でした。
明るさの違いは電流量の違いだったようです。

さて、最初にも書きましたがもうすぐ夏休み。
夏休みと言えば工作の宿題。
ユニバーサル基板やブレッドボードを使えば簡単に作れますし、その気になれば基板無しでも製作できる『里のホタル』シリーズ。
応用も利くことがわかりましたので、ホタルの一部を星に見立てて『星空のホタル』にしてみるなど、工作の宿題の参考にしてみてください。

・キャリブレーション CalKit 『里のホタル』
  2匹 No.529 ¥565-
  6匹 No.530 ¥1584-
  10匹 No.531 ¥3024-

<記事:伊東>

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